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【オーボエと私】⑤いざ楽器購入へ「お父さん、おかしならはったわ!」

 しばらく、金沢や福井といった北陸旅行の記事を続けて書いていて、こちらの記事シリーズが放置状態になっておりました。

www.coro56.com

 今回は、オーボエの購入について書きたいと思います。

 

オーボエ購入の壁

師匠の所へレッスンに通うようになって、「良い指導者」と「自分に合ったリード」を同時に手に入れることができたコロさん。少しずつだけど、上達し始めてオーボエを演奏することの楽しさが分かるようになってきました。

 

けれど、ある程度上達してきても、今度は装備(楽器)の問題が・・・

 

いくら技術が磨かれてきても、状態の良い楽器でないと本来の自分の力が発揮できず、悶々とした状況がしばらく続きました。前進したいのに、前進できないこのもどかしい状況・・・

 

「今の学校の楽器では、上達するには限界がある」と初回のレッスンの時から師匠に指摘されていましたが、とうとう腹をくくる時がやって来たようです。

 

師匠からも

「オーボエの購入を考えてみてもいいんじゃないかな?」

とお話が・・・

 

個人持ちの楽器か・・・

確かに、部活内でもフルートやクラリネットの同級生たちは、すでに楽器を買ってもらっている子たちもいたし、今よりもっと上手くなるのだったら、オーボエ欲しいなぁ・・・と思っていました。

 

けどね・・・

楽器って高いんですよ!!

 

当時、クラリネットやフルートの子達が持っていた楽器も20万円前後ぐらいしていたことも知っていたし。楽器って、私がお小遣いやお年玉をずっと貯めなきゃ買えない高価なものと分かっていたし。お金の価値も分かってきている時期ということもあって、自分のオーボエはそりゃ欲しいに決まっているけれど、親に金銭的にかなりの額を負担してもらうことを考えると、中学生ながらゆううつになったことを覚えています・・・

 

オーボエの値段を知って、気絶しそうになる

でも、私はオーボエの値段(相場)を知らなかったので、師匠より後日楽器のカタログをもらい、両親と相談することにしました。

そして、そのカタログをもらって見てみると驚愕!!

 

そのカタログには¥1,000,000前後のオーボエがまぶしく載っていた・・・

 

見慣れない金額に気絶しそうになりながら、指で「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん・・・」と数えながら追っていく。

 

「ひゃ、ひゃくまん!!!!!」

 

クラリネットやフルートよりもマニアックな楽器だとは思っていたけれど、それでも30万ぐらいかな、と呑気に予想していた私は気絶しそうになりました。

 

その日のレッスンの帰り道、カタログ片手にフラフラと家まで帰りました。(笑)

 

母に相談するものの絶句

母にカタログを見せながら、購入の話をするとシブ~いお顔。そりゃそうだ。中学生に軽自動車を買い与えるようなもんだもの。「お父さんは真面目に働いてくれているけれど、うちは普通のサラリーマンだからねぇ・・・」と言ったきり黙り込んでしまった。けれど、母にも思うことがあったようで「まぁ、一旦お父さんにも相談してみるわ」と父に話をしてくれることになりました。

 

父からまさかの許可

 

その時期、父は仕事が猛烈に忙しく、朝早く出て夜も深夜に帰ってくる日が続いていたため、父と私が会話する機会はほとんどなかった。そのため、私が寝ているうちに母から父に話をしてくれたようでした。

父と久しぶりに顔を合わせた時「オーボエ、ちゃんと続けるんやったら買ってもええぞ」と話してくれて、私は飛び上がるくらい喜びました。

母も父が許可したことだから・・・と驚きながらも賛成してくれました。

 

そして、待望の楽器購入へ

 

オーボエも手ごろなものからプロの奏者が持つものまであるのだけど、私はラッキーなことに、プロの方も使うような楽器を買ってもらえることになりました。師匠がツテを頼って、とても良い楽器(同じ種類の楽器でも、使用されている木の質や工程で差があるので、同じ値段を払っていても「アタリ」と「ハズレ」が出てくるのです)を見つけてきてくださって、私のところにやって来ました。

 

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このオーボエと出会ってから、私はさらに上達し、部活にて下克上(笑)が起こるのです。

おまけ

何年か経ってから、中学生の私に高額な楽器をよくぞ買ってくれたなぁ・・・と思っていたことを話すと、母も「そうなのよ、お父さんに購入の話をしたら、そんなに考えもせずに、まぁ、頑張って続けるならいいんじゃない?」って軽く言うから、とうとうお父さんおかしならはったわ!!って思ってね。私もビックリしたわよ。きっと、バブルの全盛期だったから、何かが狂っていたのよね・・・としみじみと私に話してくれたのでした。

 

☆遊びに来てくださって ありがとうございました☆