【カオス大百科③】ゲーム界のマエストロすぎやまこういち大先生
すぎやまこういちさんは、前回の記事でご紹介した「ドラゴンクエスト」の音楽を作曲されている人です。気になる人なので、もう一度調べてカオス大百科に刻んでおきたいと思います。
すぎやま こういちさんのプロフィール
【本名】椙山 浩一(すぎやま こういち)
苗字の漢字「椙山(すぎやま)」を読める人が少なかったため、ひらがな明記をされているそうです。
【ニックネーム】すぎやん
ドラクエの主人公の名前を「すぎやん」と付けてプレイしている。
【生年月日】
1931年4月11日~(御年87歳!!)
【生い立ち】
(幼少期~中学時代)
・幼い頃から、お祖母様やご両親が音楽好きということもあって、身近に音楽がある生活を送っていた。
・小学生の頃から鼻歌による作曲を始める。
・中学生の頃からはベートーヴェンのレコードやスコア(楽譜)を元に独学でクラシック音楽について学ぶ。ベートーヴェンのレコードを蓄音機で聴きながら、各楽器のパートを歌うことなどしてオーケストラの理解を深めていった。
・中学では青島幸男さんと同級生で、現在も仲が良い。
(高校時代)
・音楽漬けの日々を送っており、戦時中で活動休止していた学内オーケストラを再結成して、指揮と編曲を担当していた。
・卒業近い時に、バレエ団からの依頼で子どものためのバレエ音楽を作曲をする。好評で何度も再演されるような作品だった。
(大学時代)
※作・編曲や指揮もされているので、私はてっきり音大や芸大の作曲科のご出身だと思っていたのですが、違いました。
東京大学のご出身でした・・・
頭脳明晰で作曲もできる・・・
天は二物を与えてしまったのですね!!!!!
・専門の大学に行かなかった理由は、すぎやまさんによると、音大に行きたかったけれど、ピアノが弾けなかったり、学費が工面できなかったこともあって、東大に進学したと取材などで話している。
・大学では、音楽活動と遊びに専念してしまったため、1年留年して卒業。
(大学卒業後)
・卒業後、父親が経営する会社でしばらくアルバイトをして日々を過ごす。
・高校卒業間近に作曲したバレエ音楽が、文化放送の芸能部長が気に入り、引き抜きという形で文化放送に入社。
・文化放送で働いていく中で、プロの作曲・編曲方法を学び体験したことが、のちの作曲家として生きることとなる。
・その後、開局準備中だったフジテレビに移籍。
・「ザ・ヒットパレード」や「新春かくし芸大会」といった人気番組を手がける。
・番組ディレクター業の他、CM作曲家、ミュージシャンへの楽曲提供をはじめる(「亜麻色の髪の乙女」など)。
・ディレクターの給料よりも作曲のギャラの方が多くなり、フジテレビを退社。しばらく、フリーのディレクターをしつつ、アニメ音楽も多数手がける。
そしてドラゴンクエストの作曲家へ
・1986年に「ドラゴンクエスト」の作曲を担当したことをきっかけに「ドラゴンクエストの作曲家」となり、ゲーム作曲家として活動されるようになります。ちなみに「ドラゴンクエスト」の全曲の作曲時間は1週間だったそうです。ゲーム音楽に関して、「何百回も耳にする音楽だから、聴き減りしないような音楽を作るように心掛けている」というこだわりがあるようです。
実は他にも、東京競馬場・中山競馬場のファンファーレ(G1とG2)・マーチも作曲されています。聴いてみると、すぎやまさんらしいなという作風です。ちなみに、関西である阪神競馬場と京都競馬場のファンファーレは「宮川泰さん(宇宙戦艦ヤマトの曲などを作曲されています)」です。
※詳細な経歴はコチラ↓
ドラクエのコンサート情報が知りたい方は、すぎやん公式HPへ
私も行ったことがないので、一度行ってみようかしら。
☆遊びに来てくださって ありがとうございました☆